肺がんとともに生きる肺がんとともに生きる

肺がんとともに生きるは、肺がんではないかと心配な方、肺がんと向き合う方やそのご家族の方など、 肺がんについて詳しく知りたい方を対象としています。 なお、本ホームページに記載されている症状等があっても、肺がんとは限りません。 医療機関を受診し、医師にご相談ください。監修:金沢大学附属病院 呼吸器内科 臨床教授 笠原 寿郎先生

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肺がんとは

肺がんとはどんな病気なのか、
基礎知識をまとめています。

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肺がんとは

肺がん

なんらかの原因によって遺伝子に異常が起こり、限りなく増殖する性質をもつようになった細胞を「がん細胞」と言います。がん細胞は増殖してまわりの臓器に影響を与え、また、からだのあちこちに転移して他の臓器にも影響を与えるようになります。
一般に「肺がん」とは肺から始まったものを言い、正確には「原発性肺がん」と呼びます。これに対して、たとえば乳がん、大腸がんなど他の臓器から始まって肺に転移を起こした場合は「転移性肺がん」と呼び、原発性肺がんとは違う扱いをします。
進行の仕方や治療に対する感受性が、もともと始まった臓器のがんの特徴を持っており、検査の種類や治療法自体が違ってくるからです。

肺がんの症状

肺がんに特有の症状というものはありません。
呼吸器に関係する症状(咳、痰、血痰、胸痛、呼吸困難、声のかすれなど)のほか、呼吸器以外の症状(肩の凝り、痛み、しゃっくりなど)が出ることもあります。
また、転移した場所の症状が呼吸器に関係する症状よりも先に出る場合もあります。脳転移による頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、ふらつきや、骨の転移からくる足腰の痛みなどです。
通常は症状が持続します。

なお、これらの症状があっても肺がんとは限りません。気になる症状があれば、必ず医師にご相談ください。

肺がんの疫学

2014年の集計では、日本における死因の第1位は悪性新生物「がん」であり、部位別がん死亡率の第1位は「肺がん」です。1) 1960年代以降、がんの死亡率(粗死亡率)のうち、肺がんの占める割合は、男女ともに増加し続けています。2)

肺がんの原因

肺がんの最大の原因は喫煙です。
「喫煙したことがない人」のがんにかかるリスクを1.0とすると、「現在喫煙している男性」のリスクは、がん全体で1.6倍、肺がんで4.5倍となり、「現在喫煙している女性」のリスクは、がん全体で1.5倍、肺がんでは4.2倍になると報告されています。3)
10~20%の肺がんは、喫煙と関係がないといわれています。