アイソトープ検査のことです。
アイソトープというのは日本語では「放射性同位元素」のことで、放射性物質、放射能を出すことができる物質です。
骨シンチグラフィは、当然、骨の検査です。99mTc(テクネシウム)という元素を付けたリン酸化合物を使います。テクネシウムリン酸化合物は骨の代謝や反応の強いところに集まる性質があるので、注射の後で、テクネシウムが集まった場所から出るガンマ線をガンマカメラで写します。

放射線は微量で、消失も速いので被曝の程度は最小限に抑えられます。
注射から画像検査まで3時間程度の間隔が必要です。
患者さんの話を聞くと、ガンマカメラで撮影するときのベッドが硬く、時間もかかるので必ずしも「安楽」とはいかないそうです。

弱点は、テクネシウムは「転移している部分に集まる」のではないということです。骨折箇所や骨の病気にも集まります。また、転移があれば必ず集まるとも限りません。
結果として、写真上では陽性でも転移があるかどうかは即断できず、経験のある臨床医の診断が必要になります。

骨への転移を調べる骨シンチグラフィ