薬物療法の副作用は使うお薬の種類によって異なり、個人差もあります

薬物治療(抗がん剤治療)による副作用の種類や頻度は、使うお薬の種類によって異なります。なお、よくみられる副作用としては、吐き気・嘔吐、食欲不振、口内炎、下痢、便秘、全身倦怠感、末梢神経障害(手足のしびれ)、脱毛などがあります。自分で症状を感じられる副作用の他に、白血球減少、貧血、血小板減少、肝機能障害、腎機能障害、心機能障害、肺障害といった検査などでわかる副作用もあります。副作用の程度には個人差があり、まれに重い副作用で命にかかわることもあります。
こうした副作用のほとんどは一時的なもので、大部分は治療後2〜4週間で回復します。吐き気や嘔吐は薬を使った後の数日間を中心に起こります。脱毛と末梢神経障害は数カ月かかりますが、徐々に回復します。

注射やお薬を飲んで副作用の症状を和らげます

白血球が大きく減っている場合は、細菌などによる感染症にかかるリスクが高くなりますので、白血球増殖因子(G-CSF)と呼ばれる白血球を増やす薬を注射することがあります。
ひどい貧血が起こったり血小板が大きく減少したりしているときは輸血を行うこともあります。吐き気や嘔吐には吐き気止めの薬を使います。
脱毛や末梢神経障害に対する効果的な治療法は残念ながら今のところありません。

注射やお薬を飲んで副作用の症状を和らげます