肺がんの手術後に化学療法をおこなうことがあります。

手術により目で確認できる範囲のがん細胞のすべてを取り除くことができても、顕微鏡レベルではがん細胞が一部、からだの中に残っている可能性があります。

一度、肺がんが再発すると完全に治すことが難しくなります。そのため、再発や転移を予防するために、手術の後に全身療法である化学療法をおこなうことがあり、それを術後補助化学療法といいます。

主に術後補助化学療法がおこなわれるのは、非小細胞肺がんの場合は大きさが2㎝より大きいⅠ期、Ⅱ期、ⅢA期、限局型小細胞肺がんの場合はⅠ期、ⅡA期で、いずれも手術によりがん細胞を完全に取り除くことができたと思われる場合です。

ただ、術後補助化学療法をおこなうべきかどうか、どのような抗がん剤を用いるかは、がん細胞の種類や進行度などによっても異なりますので、主治医の説明をよく聞き、相談して決めましょう。

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