- 
                                
                                      男性:50代 
 
- 
                                肺がんと診断が確定したのは、異変に気づいてから数カ月後のことでした。
 主治医から肺がんと告知され、診察室を出た私の背中に誰かが声をかけました。
 「気をつけて帰ってね」
 振り返ると、診察に付き添っていた看護師さんでした。
 ベテランの看護師さんの、こちらの心中を察したあたたかな言葉に、救われた気持ちでした。
 こちらも人間なら、医療従事者も人間。
 気持ちをかよわせることで、きっと治療成績も上がるでしょうし、仮に先々で良い結果が得られないとしても、後悔は少ないような気がします。
 とにかくコミュニケーションの大切さを、感じています。