咳が続いていた主人から肺がんだと聞かされたのは電話でした。様々な検査の後主治医から小細胞肺がんステージⅣだと告知を受け先生の口から「治療」と「余命は誰にも分らない」という言葉が出たときにステージⅣでもまだ時間はあるんだと前向きになれたように思います。主人は職場の理解もあり通院が増えただけと言いながら仕事に行きながら治療を続けていました。子供達、孫達との時間、私との時間を本当に変わらず大事にしてくれていました。私に出来ることは笑顔で主人を支える事だけでした。
病気の事はなかなか人には話せませんでしたが、SNSを通じて同じ肺がんのご家族やご本人から大きな力を頂いてきました。主人は最期まで生きることを頑張って亡くなりました。
が、今私は、頑張っている友人達に伝えられたらとセミナー等に参加したり、お会いしてお話ししたりさせて頂いています。主人が亡くなって半年過ぎた頃に母に希少がんが見つかり治療は肺がんに準ずると。治療を頑張っておられる方々とも繋がらせていただいて元気をもらっています。
亡くなってからも私を前に向かせてくれる主人に感謝しています。