70歳になりコロナ禍の始まった2月に、他科の医師からレントゲンで肺にしこりがあるから、すぐにCTを撮ってくれと言われました。
がんの疑いが強いというので、MRIやPET、気管支内視鏡検査などを受け、3月末に左上葉肺腺がんステージⅠBで手術した方がいいと言われました。転移が見られないということで、それは安心でした。早期発見のうちに、見つけてもらえたことに感謝しました。
95歳の母の介護中でしたが、幸運にも特養への入所ができて、問題はなくなりました。
ただ、この時期に入院・手術はいかがなものかと思いましたが、取れるものなら取ってしまおうと5月連休明けに入院。
胸腔鏡手術でリンパ節郭清、約6時間の手術でした。
術後は6日で退院しました。
帰宅後は、咳や少量の血痰が出ましたし、左胸全体に神経麻痺がありました。
そのたびにネットで肺がん手術後のことについて調べまくる有様でした。
そういった記事の中にも、3カ月から半年は症状が残るとあり、致し方ないものとがまんしつつ、時には手術しなかった方がいいのではないかと落ち込むこともありました。
寝る前には、このまま目が覚めずに孤独死の恐怖にも襲われました。
5カ月近く経った現在、軽い咳は出るものの、友人たちとゴルフや温泉などにいけるようになりました。
とはいえ、排気量4000ccのエンジンが3000ccになってしまったのですから、登坂力にはおおきな差があります。
慣れるまではもうしばらくかかりそうです。
希望を失わないで、頑張ってみます。