先日、定期検診を終えて「問題なし。これで5年が経ち一区切りつきましたね。」と主治医からいわれました。この言葉を聞いた時、やっとがんから生還できたと強く思いました。家内と一緒に診察を受けていたので、長くつらい日々から脱却できた喜びも深く感じました。
私は、40代最後の年にがん宣告され、ステージはIIIB。「手術はできなく、抗がん剤と放射線で治療します」といわれた時は目の前が真っ暗になりました。
当時付き合っていた彼女とはけじめをつけるために入籍し、新婚と同時に肺がんと闘うべく入院となりました。
抗がん剤2回、放射線照射30回を受けきって、5センチあったがんは体内から姿を消しました。本当に稀なことだったのかもしれません。
がんから5年が経ち、周りの状況もすっかり変わりました。同居していた父親は老人ホームへ。5年前は元気だった愛犬もすっかり年老いました。
がんに罹っても現代医学と主治医を信じて、家族と力を合わせてがんと向き合っていければ、きっと先に光明も見えてくると信じて生きていって欲しいです。
私の仕事の友人も肺がん、もう1人は膀胱がんに罹患しましたが、2人とも手術を受け回復しています。