私の肺がんは、数年前から健康診断時に指摘されていた胸のレントゲン写真のすりガラス状の影でした。精密検査の結果、右肺中葉部の腺がんと宣告されました。幸いなことに、他の臓器への移転はなく、ステージIの肺がんだったので、ロボット支援下による手術を受けました。手術は全身麻酔で、全然痛みを感じぬままに無事終了しましたが、集中治療室での術後の時間が、とても長くつらかったです。特に背中に繋がれたドレーンと言う小指ほどの管が3日目に抜けるまで、ベッドから起き上がるにも難しい状態でした。高齢者ですが、何とか手術に耐えられる体力が残っていた事に感謝しつつ、呼吸訓練道具をつかい、日々リハビリに励んでいます。肺活量も以前の70%程に回復しつつあります。