70歳代の母が、肺がんの疑いがあるといわれ、左肺3分の1を摘出しました。無事に手術は終わりましたが、結果はやはり肺がんでした。肺がんの疑いがあるといわれてからは、そのことばかりを考えてしまい、不安で仕方ありませんでした。母はもっと不安だったと思いますが、あまり考え込んでいない様子に救われることもありました。恐れずに少しずつがんに向き合ってみると、治療方法が進歩していることや、こちらの体験談をはじめ多くの体験された方々に励まされ、前向きに思えるようになりました。
母は元気そうですが、後期高齢者ということもあり、肺を切除したらどうなるんだろう、と私の方が不安になり、手術しない方がよいのではなどと考えることもありました。思わず先生に「肺を切除した後、歩けなくなったりしませんか?」と聞いてしまいましたが、先生に「歩けなくなってしまうような手術だったらしませんよ」といっていただき、安心したことを覚えています。
術後は少し息があがることもありましたが、近くまで無理のない程度にお出かけしたり、思ったより元気で安心しました。先生方にとても感謝しています。