2020年12月5日(土)開催(オンラインセミナー)

2020年12月5日(土)、いきる「みかた」を見つけるオンラインセミナーがNPO法人肺がん患者の会ワンステップとアストラゼネカ株式会社の共催で開催されました。このセミナーは3つのプログラムで構成され、そのうち2つは「肺がんの基礎知識」と「人生会議」に関する講演でした。そしてもう1つは、「先生に聞きにくいこと全部聞いちゃいますスペシャル」と題したディスカッションの場で、患者さんやご家族が普段疑問に思っていること、希望することなどへのアドバイスや情報提供がおこなわれました。
講演では、北里大学病院で肺がん診療に携わる佐々木治一郎先生とがん看護専門看護師の近藤まゆみさんがお話しされました。またディスカッションでは、肺がん患者の会ワンステップ理事長の長谷川一男氏が進行を務められました。

肺がんの全体像と患者および家族の視点に基づく標準的な診療

がんはいきなりがん細胞ができるのではなく、正常細胞の遺伝子に遺伝子異常が積み重なり、最終的にがん細胞ができると考えられています。そして、がん細胞は自分専用の血管を誘導し、自分に栄養を与え、周囲に勝手に進出しますし、ときには遠くの臓器にまで拡散するのが特徴です。これを浸潤や転移といいます。ところが、肺がんではそうしたメカニズムが当てはまらないケースもあります。そこで、肺がんの特徴や標準的な治療についてお話しいただきました。

先生に聞きにくいこと全部聞いちゃいますスペシャル

わが国のがん医療は、国が指定したがん診療連携拠点病院や地域がん診療連携拠点病院を中心に展開されています。それらの病院にはがん相談支援センターが設置され、患者さんたちの疑問や質問に対応しています。しかし、患者さんたちが抱える問題は多岐にわたり、肺がん患者さんでは肺がんならではの悩みもあります。そこで本セミナーでは、主治医の先生には聞きにくいこと、いつも疑問に思っていることなどを肺がんの治療とケアのエキスパートであるお二人に質問し、お答えいただきました。

迷いのない生き方をするために人生会議を開きましょう

がんは多くの場合、診断されると長期の治療を続けることになり、その過程では治療やケアの内容とともに生活のあり様も変化していきます。その節目節目において、自分がどのような治療を望み、どのような生活を送りたいのかを決めることは、患者さんが自分らしく生きるためにとても重要です。人生会議はそれを考えるためにおこない、ご家族などの周囲の大切な人たちに、患者さんの思いや希望を伝えるための貴重な機会になります。その目的と意義、そして推奨される手順(方法)についてお話しいただきました。