施設によって取り組みはさまざま
まずは、各病院の相談支援センターへご相談ください

がん診療連携拠点病院のように、多くのがん患者さんが来院される施設では、アピアランスケアのコーナーを設けたり、患者教室を始める所も増えてきました。しかし、当センターのように、専属部署がある施設は、極めて少ないのが現状です。施設によって取り組みはさまざまです。まずは、各病院の相談支援センターへご相談ください。

がん治療による外見変化に対する支援が、
がん対策推進基本計画にも盛り込まれ、充実が望まれています

医療の場でも、第3期がん対策推進基本計画の「3.がんとの共生に対する施策」として、アピアランス支援を行える医療従事者の教育も含め、相談支援や情報提供のあり方を検討していくことが明記されました。これを受けて、現在、厚生労働省の科学研究費をもとに、患者さんの支援につなげていくための医療者向けアピアランスケアのe-ラーニングを作成する研究に取り組んでいます。

他の医療施設・医療者にもアピアランスケアによる支援の輪を広げています

私たちは、患者さんや多分野の研究者とともに学際的な研究班を組み、ガイドライン作成手続きに則って、医療者向けの支援の手引き書『がん患者に対するアピアランスケアの手引き 2016年度版』を作成しました。
また、2012年より、日常臨床や研究から得た知見を広めるため、全国のがん診療連携拠点病院の医療者向けの研修会を毎年開催しています。この研修を修了した人には、当センターのシンボルマークである「オレンジクローバー」のバッジを授与しており、現在、約440人の仲間が全国にいます。まだまだ少人数ですが、今後、e-ラーニングを使用した研修なども行われるようになれば、患者さんへの支援は一層充実したものになると思います。