家族の心得

肺がんでは、家族にも大きな変化と負担が生じます。どうしたらみんなが“自分らしく”過ごせるのか。自身ががん経験者であり、患者さん・家族のピアサポート活動を行っている松本陽子さんにお聞きしました。

近藤明美先生

松本陽子さん
NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会 理事長。誰もが安心してがん医療を受けられる社会を目指し、ピアサポート活動を行っている。

家族も自分らしくいるために・・・。
知っておきたい3つのポイント

1.家族に生じる身体的・心理的な変化と負担とは?

家族の中の誰かががんになると、周りの人にも思わぬ変化と負担が生じます。家族が知っておきたい、物理的/心理的・身体的変化とその対処法についてご紹介します。

2.家族が心がけたい、考え方や姿勢

家族ががんになったとき、もっとも大切なのは正しい情報を得ることと、困ったら助けを求めること。この2つについて、どのように行ったらいいのかなどをお聞きしました。

3.患者と家族が一緒に自分らしく生きていくということ

患者さんとそのご家族とでは、病気への向き合い方が異なる場合もあります。患者さんと家族が、一緒に、自分らしく生きていくためのヒントをご紹介します。

お答えいただいた松本さんからメッセージ

家族はどうしても、「自分がしっかりしなきゃ」「前向きでいなきゃ」と思いがちです。でも、無理に自分を奮い立たせようとしていると、闘病期間は長期にわたることが多いので疲れてしまいますよね。無理にがんばりすぎず、自分らしくいることが患者さんのためにもなるのではないでしょうか。 家族は、“普通に、自分らしくいればいい“と思います。

松本陽子さん
松本陽子さん
NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会 理事長。
誰もが安心してがん医療を受けられる社会を目指し、ピアサポート活動を行っている。