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ゆるっと公園ガイド

山や森などで人気のガイドウォーク。実は公園でも開催されていることをご存知ですか? ガイドの方のお話を聞きながら歩いてみると、今までとは全く違う風景に見えてくるのが不思議です。その楽しみ方について<解説編><実践編>に分けて紹介します。

ゆるっと公園ガイド

専門家からのアドバイス

身近な公園は、実は豊かな自然観察の場でもあります。東京農工大学名誉教授であり、都内各地の公園でガイドウォークのガイドを務める福嶋司先生に、植生管理学の見地から、公園での自然観察の楽しみ方や参加する際に意識したいことなどを伺います。

  • ※人と植物などの自然の良好な関係を維持するための方法を研究する学問

ゆるっと公園ガイド Vol.1<解説編>

身近な憩いの場である公園は、自然観察の場としても充実しているんです。自然観察の魅力や楽しみ方、それを手軽に楽しめる公園ガイドウォークなどについて解説します。

ゆるっと公園ガイド Vol.2<実践編①>

解説編を踏まえつつ、実際に公園でガイドウォークを体験します。持って行くべきグッズや現地での楽しみ方のコツ、注意点などもご紹介します。

ゆるっと公園ガイド Vol.3<実践編②>

公園でのガイドウォークも2回目。今回は「生きている緑のまとまり=植生」に着目して、歴史や地理的事情と照らし合わせながら公園の中の森を散策します。

監修の福嶋先生からメッセージ

木は決して1本で育っているわけではなく、周りの木や草と共存したり、競争したり、妥協したりしながら生きています。人間に比べてゆっくりとした時間ではありますが、彼らにも社会があり、変化し続けているのです。
ガイドウォークによって、頑張って生きているもの同士として、公園の木々にも愛着を持ってもらえると嬉しいですね。

福嶋司先生
福嶋司先生
東京農工大学名誉教授。理学博士。植生管理学を専門とし、公園や森のガイドウォークを行っている。著書に「カラー版 東京の森を歩く」(講談社現代新書)「日本のすごい森を歩こう」(二見レインボー文庫)など。