本来、人間の免疫の働きは、弱すぎないよう、そして強すぎないように体内で制御されています。免疫療法は、がん患者さんの弱まっている免疫の働きを高めてがん細胞を攻撃させるという治療法ですが、免疫の働きを高め過ぎてしまうと、自身の細胞や臓器を攻撃してしまうことがあり、副作用としてあらわれる可能性があります。これを免疫関連副作用といいます。
主な免疫関連副作用としては、皮疹などの皮膚障害、肺炎などの肺障害、下痢・腸炎などの胃腸障害、重症筋無力症・筋炎などの神経障害、甲状腺機能低下症といった内分泌障害などがあります。
重大な免疫関連副作用が起きたときは、免疫療法薬の投与を中止します。副作用の症状を和らげるために、ステロイド剤など、免疫を逆に抑える薬を使用することもあります。

免疫療法で起きやすい副作用